久しぶりの特集です!

 

当店でグレステンをお買い上げいただいたお客様から包丁の研ぎの依頼がありましたので

画像で紹介します。自我撮影の為解り辛いかも知れませんがヨロシクです!

 

そんじゃ洋包丁を研いでみよう!レッツゴー!

初期状態はこの状態でした。薄い錆びと汚れが凸凹部分に溜まっているじゃないですか~!!

グレステンの鋼は、440系のステンレス鋼です。ステンレス鋼は錆び難いんです
錆び無いことはありません。鋼はカーボンを含んでいますので状態が悪いと変色します。

私、今良いこと言いましたよ!

ステンレス鋼でも種類によって錆び易さの度合いが違います。

刃先は小さな刃こぼれがたくさんありました

何か硬い物を切ったのでしょうか?

とりあえずサビトール中目で磨いて掃除します。

ゴシゴシ消しゴム感覚で簡単に綺麗に仕上がります。

研ぐ前に使う砥石の面直しをしましょう。

それではここから研ぎのスタートです!小さな刃こぼれがたくさんありますので

本職研ぎ師愛用 ナニワ 超セラミックス砥石 台付 荒研ぎ #600で修正の研ぎを行います。

刃が割れたり・刃こぼれが酷い時は40度から45度位の角度に包丁を立てて研ぎます。

この位です。この方が刃こぼれが早く修正できます。

研ぐ時は強い力はそんなに入りません。右手で角度を決めます。左手は怖がらずに研ぎたい
場所の上に当て研ぎます。力を抜いて滑走良く動かします。

数回動かしたら研いだ場所を確認しましょう。

研ぎたい場所が正確に研げていればOKです。

40度から45度の仕上りはこんな感じです。刃こぼれがなくなりました。

しっかり角度を決めれば均等に同じ幅で研ぐことが出来ます。

裏側の研ぎは10円玉1枚から2枚で研ぎます。


40度から45度の角度は鈍角で研いだ所の境が角になります。

食材を切る時に包丁が入り難いので中砥の

本職研ぎ師愛用 ナニワ 超セラミックス砥石 台付 中砥 #1000を使い

もう少し研ぎ角度を寝かせ研ぎ幅を広げ薄くします。

非常に解り難いですが赤い○のところを研ぎ落とします。丸く蛤刃の形状にします。

切れ込みよくなります。

このように刃先は砥石面に当てず浮かせた状態で研ぎます。

包丁の先端を上手く研げないと言う方がいらっしゃいます。

包丁の先端の切っ先を研ぐ場合は、次の画像のように右手を上に上げ先端のみ

を砥石に当てます。すると今まで砥石に当たらなかった場所が正確に当たります。

次は仕上げ砥石を使います。切れ味を高めたい方は使って下さい。

包丁によって使う仕上げ砥の番手が異なります。グレステンは#3000位がしっくり喰いつきます。

(私個人の見解)

本職研ぎ師愛用 ナニワ 超セラミックス砥石 台付 中仕上げ #3000を使います。

力を抜いて研ぎ汁を利用し軽くソフトに研ぎあげます。力を必要はありません。

裏研ぎの角度はこの位です。

最終工程は、包丁を少しお越し気味に立て軽く砥石に当ててあげに糸刃を付けてあげます。

耐久性のある刃先になりますし

ステン系は、返りがナカナカ取れないがこうすると取り易くなります。

その後裏面を砥石の角に当て引き返りを取ります。

切れ味チェックをします。新聞紙を丸め切ります。

ズバッと切れました。更に返りも切れに取れます。

研ぎ終了後のグレステンの表情

腕の毛を剃ることも出来る刃が付きました。当初剃った腕毛の画像を載せようとしましたが

このページを見た方の気分を害す、もしくは健康状態を考え控えさせていただきました。(爆笑)

次回は和包丁を研ごうを特集します。